そうだよね。いつも通りやればきっとうまくいくよね。
貧乏ゆすりをしている陸斗の方をチラリと見て気を引き締めようとした。
だけど、あのことを思い出してしまった。
チャームのなくなった陸斗からもらったストラップ。
今に関係ないのに思い出しちゃうなんてホントに嫌だなぁ。
「恵美ちゃん、緊張してる?大丈夫?」
硬直してたのか隣に座っている優月くんが心配してあたしの顔を覗き込んでくる。
今に関係ないストラップのチャームのことなんて言えないのでそういうことにしておこう。
「はい…。」
あたしが小さな声で言うと優月くんは暖かい笑顔であたしに言ってくれた。
「大丈夫。恵美ちゃんは指の使い方少し適当だけど、音はしっかりしてる。それにここからは見えないし。」
適当って…。
優月くんの言葉が少し胸に刺さったけれど、優月くんなりのフォローなんだと思うとストラップのチャームのことなんて吹き飛んでしまった。
「恵美ちゃん笑った。もう、大丈夫?」
今ならできる。そんな気がした。
「はい。」
貧乏ゆすりをしている陸斗の方をチラリと見て気を引き締めようとした。
だけど、あのことを思い出してしまった。
チャームのなくなった陸斗からもらったストラップ。
今に関係ないのに思い出しちゃうなんてホントに嫌だなぁ。
「恵美ちゃん、緊張してる?大丈夫?」
硬直してたのか隣に座っている優月くんが心配してあたしの顔を覗き込んでくる。
今に関係ないストラップのチャームのことなんて言えないのでそういうことにしておこう。
「はい…。」
あたしが小さな声で言うと優月くんは暖かい笑顔であたしに言ってくれた。
「大丈夫。恵美ちゃんは指の使い方少し適当だけど、音はしっかりしてる。それにここからは見えないし。」
適当って…。
優月くんの言葉が少し胸に刺さったけれど、優月くんなりのフォローなんだと思うとストラップのチャームのことなんて吹き飛んでしまった。
「恵美ちゃん笑った。もう、大丈夫?」
今ならできる。そんな気がした。
「はい。」



