「恵美ちゃん。」
「はい、なんでしょう。」
ふいに優月くんから名前を呼ばれ、いつものことなのに緊張が走る。
「よく頑張ったね。短調の部分以外、恵美ちゃん全部できるようになってるよ。」
優月くんは嬉しそうに微笑みながらある紙をあたしに見せてくる。
優月くんは今まであたしがやってきたところを一つずつチェックしていてくれた。
もう少しできらきら星変奏曲が完成することを実感できてとても嬉しい。
でも、どうしてだろう。嬉しいのに心にモヤが残るな…。
「恵美ちゃん、短調やろうか。」
そうだ。あたし、短調の部分を今まで避けていたんだ。
陸斗に暗い色を見せたくなくて短調を避けていたんだ。
「あのっ、短調の部分を長調にするのはないんですか?」
本来の目的を思い出したらきらきら星変奏曲を完成させたくなくなってきてしまう。
「う~ん、できることにはできるけど…。違う曲になっちゃうよ?」
ここを抜けないとあたしの弾きたかったきらきら星変奏曲はできない。
でも、陸斗にはどうしてももう暗い色は見せたくない。
「はい、なんでしょう。」
ふいに優月くんから名前を呼ばれ、いつものことなのに緊張が走る。
「よく頑張ったね。短調の部分以外、恵美ちゃん全部できるようになってるよ。」
優月くんは嬉しそうに微笑みながらある紙をあたしに見せてくる。
優月くんは今まであたしがやってきたところを一つずつチェックしていてくれた。
もう少しできらきら星変奏曲が完成することを実感できてとても嬉しい。
でも、どうしてだろう。嬉しいのに心にモヤが残るな…。
「恵美ちゃん、短調やろうか。」
そうだ。あたし、短調の部分を今まで避けていたんだ。
陸斗に暗い色を見せたくなくて短調を避けていたんだ。
「あのっ、短調の部分を長調にするのはないんですか?」
本来の目的を思い出したらきらきら星変奏曲を完成させたくなくなってきてしまう。
「う~ん、できることにはできるけど…。違う曲になっちゃうよ?」
ここを抜けないとあたしの弾きたかったきらきら星変奏曲はできない。
でも、陸斗にはどうしてももう暗い色は見せたくない。



