陸斗の言葉にあたしの心は傷ついた。
どうして?とても、あたしと陸斗にとって大事な色なのに…
「でも、大丈夫だ。恵美はまだオレンジ色に見えてるから。」
あたしには色がついていることに少し安心する。
だけど、オレンジの色がなくなったことがとてつもなくショックでたまらない。
悔しくて、陸斗からスケッチブックを取り上げまだ削られてすらないオレンジ色の色鉛筆を削りただただ真っ白だったページを塗りつぶす。
陸斗にオレンジ色があるということを伝えたくてそのページを塗りつぶす。
「この色が見えない?」
涙目になりながらオレンジ色の存在に気づいてほしくて一生懸命陸斗に見せる。
「ごめん、ただの白にしか見えない。恵美は色鉛筆を持ってるんだろうけど、どっちの手に持っているかすらわからない。」
ウソでしょ?
どうしても陸斗の世界のオレンジを取り戻したくて、初めて陸斗と二人で過ごしたあの部屋で描いていたオレンジの絵を探す。
あたしの一番好きな絵を…
あった。
どうして?とても、あたしと陸斗にとって大事な色なのに…
「でも、大丈夫だ。恵美はまだオレンジ色に見えてるから。」
あたしには色がついていることに少し安心する。
だけど、オレンジの色がなくなったことがとてつもなくショックでたまらない。
悔しくて、陸斗からスケッチブックを取り上げまだ削られてすらないオレンジ色の色鉛筆を削りただただ真っ白だったページを塗りつぶす。
陸斗にオレンジ色があるということを伝えたくてそのページを塗りつぶす。
「この色が見えない?」
涙目になりながらオレンジ色の存在に気づいてほしくて一生懸命陸斗に見せる。
「ごめん、ただの白にしか見えない。恵美は色鉛筆を持ってるんだろうけど、どっちの手に持っているかすらわからない。」
ウソでしょ?
どうしても陸斗の世界のオレンジを取り戻したくて、初めて陸斗と二人で過ごしたあの部屋で描いていたオレンジの絵を探す。
あたしの一番好きな絵を…
あった。



