そして放課後。遥輝くんは私よりも先に居た。
「ごめん!遅れちゃった!」
「俺も今来たとこ。」
意外に話しやすかった。カフェでは色々話そうと思って帰ってすぐにメモしてきた。
「遥輝くんていつもおとなしいけど、喋らないことが多いの?」
「んーでもたまに喋るけどあんまりかな。学校ではね。プライベートは結構喋るけどねー」
「そうなんだ〜!」
「奈々ちゃんは?」
「私もあんまり喋りたいとは思わないかな〜。加奈とはよく喋るけどねー」
いつの間にか自然な会話になっていた。