美花さんに今日、相談しようと思っていた。



「美花さん、ご存知だと思いますが竜也は人間ではありません。」

「はい、人間とドラキュラのハーフですよね。」
「ですから、花恋ちゃんにお願いしたいことがありまして。実はドラキュラは満月の日に血を吸わないと生きて行けません。そして、その相手は変えられません。ですから・・・」


「花恋にその役目をになって欲しいという訳ですね。いいですよ。」
「本当ですか!?」
「もちろん、私も高校生の時にいじめられていたところを華に助けてもらったので」と美花さんは微笑んだ。

「ありがとうございます。」私は泣きそうになりながら言った。
泣かないでくださいよぉと美花さんはまた微笑んだ。