ホームルームを終え、バレー部の夏海ちゃんと別れ、帰宅部の私は昇降口でローファーに履き替えた。


空はほんのり夕暮れ色に染まりかけているけどまだまだ日は沈む気配を見せなくて。


夏のはじまりが感じられる。


雪村くん、学校、来なかったなぁ。


まさか、家でお父さんと鉢合わせしちゃってあんなことやこんなことされたりしてないよね!?!


はわわわわ、、良くない想像ばかりが頭をよぎり。


「雪村くんんん!!」


思わず呟く。