*小雪said*
「はぁっはぁっ」
近くの公園まで来て私たちは足を止めた。
雪村くんは涼しい顔で汗一つかいてない。
つ、疲れた。
「怖かったぁ」
死ぬかと思った。足がまだガクガク震えてる。
目立つのが嫌いで。
消極的な私がなんであんなことしたんだろう。
あの雪村くんの目見てたら...
ぎゅっ。突然雪村くんに抱きしめられた。
「あ、あの雪村く「ごめん、もうちょいだけこうさせてて」
私を包む雪村くんの腕。
私は雪村くんを抱きしめ返した。
抱きしめ返してやっと分かった。
雪村くんが震えてたことを。
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