*海里said*

バッシャーーーン!


窓ガラスの割れる音。


その音に驚いて俺を殴る手を止めた父。



「なんだお前!?通報すんぞ!」

そこにいたのは...

白い肌に大きな目。


人形みたい小さな身長。



その小さな手には大きな石が握られていて。



小雪ちゃん?なんで俺の家に、、



いや、さっき来たクラスメイトって小雪ちゃんだったのか。



「つ、通報するってこっちのセリフだし!!こ、子供に何してるんですか!」




父が立ち上がり小雪ちゃんの方に向かう。



やばい、小雪ちゃんと父とでは40cmくらいも身長差がある。



俺が立ちあがった瞬間。



ガンっ。



父が小雪ちゃんを突き飛ばし、小雪ちゃんは近くの壁に頭をぶつけた。