さっきの授業は物理。
夏海ちゃんは文系で私は理系。
選択科目が違うからいなかったからさっきの出来事知らないんだ。
雪村くんの感触を思い出して耳を触る。
うわぁぁぁ耳噛むとか何考えてんの!!
耳を抑えぶるんぶるん頭を降る。
「小雪、耳抑えてなにしてんの?」
夏海ちゃんの声も聞こえないくらいに頭を降る。
はぁ、、でも雪村くんいないってことは午後の授業は安泰だ。
ポジティブに考えよう。
まずお弁当食べよう、、
立ち上がりロッカーに教科書をしまいに行こうとしてふと窓の外を見た。
校門に向かって見覚えのある金髪が歩いていく。
隣には背の高い先輩らしき巻き髪の美女。
え、頭痛いとかって嘘じゃん。
思いっきり遊びに行ってるじゃん。
「今度はどしたの小雪?」
なんて不真面目な、、
「な、なんでもない、、」
今日は変だねと夏海ちゃん。
おかしいのは私じゃないの、全部全部雪村くんのせいだから!!

