「くっ、めっちゃ耳よわーい」
そう、雪村くんが私の耳に息を吹きかけていたのだ。
一番後ろの席で先生から見られないことをいいことに...キーッ!
雪村くんはさらに顔を近づけると。
カプっ。
私の耳を甘噛みした。
なっ、なっ、どこ噛んでんの!!
思わず口をぱくぱくする。
「んっ...」
耳たぶをぺろりと舐められて思わず声が漏れる。
「感じてるじゃん」とニヤニヤしながら私の首筋に手を伸ばしてくる雪村くん。
「ちょ!やめてよ!!」
しーんとする教室。
あ、しまった。
授業中だった。
「川瀬さん?何してるの?うるさいわよ」
なんで私が、、
「雪村くんが「せんせー、小雪ちゃんが僕に消しカス投げてくる」

