いや、駆け寄ろうとした。 ガシッ。 強い力に阻まれ振り返った。 「昨日のこと、誰かに言ったらどうなるか分かるよね?キャラって大事だし」 私にしか聞こえない声。 にこっと張り付いた黒い微笑み。 「わ、わかってる言うわけないじゃん、あ、あはは、、」 怖い、怖すぎる。 誰かにちらっとでも言いようもんなら殺されそう。 「やっぱ小雪ちゃんだーいすき♡♡」 ぎゅっと抱きつかれる。 でも力はすごく強くて。 背骨が折れそうだ。