「俺、あん時お母さんが植物人間状態なってて。ずっと目覚ましてくれなくて。でも小雪ちゃんがいっつも励ましてくれて」 その時からずっと好きだった。 その言葉を聞いた瞬間さらに涙が溢れる。 「2年になって俺の席で寝てる小雪ちゃん見た瞬間、すぐあの時の子だって分かったよ」 まあこんな泣き虫になってたとか思わなかったけどと付け足す雪村くん。 でも溢れる涙は止まらない。