少し走り、突然止まる夏海ちゃん。 やっと追いついた。 さすがバレー部だけあって足が速い。 「ねえ、小雪、ほんとにいいの?」 「何のこと?」 「ほんとに雪村くんの事、諦めるの?」 ...でも私が口を挟んでどうこうなる話じゃないもん。 無理なもんは無理なんだよ。 変えようがない。