「ダメだったらいいんだけど」
もうあれは過去のこと。
うん。
「いいよ」
夏海ちゃんが驚いたようにこちらを向いた。
「じゃあ25日の6時、駅前のクリスマスツリーの前で」
じゃあ。と片手をあげて近藤くんは自転車にまたがって颯爽と駆けていった。
「近藤くん、絶対小雪に気があるね」
小雪はモテモテだなぁ、とボヤく夏海ちゃん。
モテてないしそれに好きな人にモテないと意味無いし。
あ、私またそんなこと思ってる。
過去のこと。
今は前を向かなきゃ。
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