首に下げてたネックレスを雪村くんに突き返す。
勢いがすごかったせいかチェーンの部分がちぎれてしまった。
思ってもない言葉がポンポン飛び出す。
ホントはネックレスもらった時、涙が出るくらい嬉しかった。
こんなこと言いたいんじゃない。
ほんとはほんとはー。
でもこの二文字を伝えたら迷惑だってことが分かってるから私は言えない。
ううん、言えないんじゃない、言わないんだ。
私は雪村くんの顔を見るのが怖くて雪村くんに言われる言葉が怖くて何も見ずに聞かずに走り出した。
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