しかももう雪村くん達の周りは女の子まみれ。
いっつものことだけど。
あーーーうじうじしてる私ほんと嫌い。
「よかったら組まない?」
声をかけられ後ろを振り返ると近藤くんが。
断る理由...ないもんね。
仕方ない。
「う、うんよろしくね」
なぜかガッツポーズの近藤くんはメンバーの名前を書きに先生の元へ歩いて行った。
「ちょっと、小雪、よかったの?」
雪村くんと私を見比べながら夏海ちゃんが困ったように言う。
「うん、、いいの」
「全然いいって顔してないけどね」
だって無理なんだもん。
あんな中、突っ込んでいける勇気、
無いんだもん。
無理なんだもん。

