一瞬見えた雪村くんはいつもと何ら変わりない。


...そっかあ、慣れてるよね。



雪村くん、日常茶飯事だよね。



私だけ舞い上がってバカみたい。




でも、、嬉しかったんだもん。



嬉しかったってなんか気持ち悪いし



...あーあ、頭混乱する!




雪村くんはあれから前みたいに授業中にイタズラもしないし不用意に私に関わらない。



朝挨拶するくらいで。




私、なんで不満げなんだろう、




彼女でもないくせに。



クラスメイトとして妥当なのに。





私は何を望んでるんだろう。




自分で自分が分からない。



お父さんと上手くいってるのかなとか、殴られたりしてないかなとか聞きたいことたくさんあるのに聞けないし。



私は意気地無しだ。