気づいたら小雪ちゃんを押し倒してた。 うるうるした目で見上げる小雪ちゃん。 ほらそれがダメなんだって。 逆効果なんだって。 「何か言いたい事あるなら言いなよ」 小雪ちゃんは俺のことを見つめたまま何も言わない。 何も言わないってことは肯定って捉えていいんだね。 そのまま唇と唇が重なった。 それは避けなかった小雪ちゃんのせい。