午後6時。


待ち合わせの場所につく。



近藤くんはもう待っていた。



「ごめんね、遅くなっちゃった!」



近藤くんも浴衣を着てて。


背の高い近藤くんは浴衣が良く似合う。



「浴衣、かわいいねよく似合ってる」




ほらね、雪村くんがなかなかくれない言葉を一瞬で近藤くんはくれる。



「あ、ありがとう」


もちろん嬉しいけど。

でも心臓が加速することはない。