俺が美央を抱きしめた次の日から美央は俺を避けるようになった。
学校で挨拶をしても目をそらし、帰ろうと声をかけても先に帰られてしまう。
夕飯はいつも先に食べてるのか俺の分は冷蔵庫に入っている。
そんなことが5日も続いた。
俺は決めた。
明後日には体育祭がある。
美央は俺を応援すると以前言ってくれた。
明日は美央に話しかける。たとえ逃げられたとしても。
美央に応援してくれと頼む。
美央と関われない毎日はどうしていいかわからなくなるほどさみしいと伝えよう。
そう心に決め、美央のベッドの横に敷いてある布団に入った。