両思いになって、今日は告白のために用意されていた夕ごはんを二人で食べた。
食事が終わって二人でのんびりテレビを見ているときに
「美央、今日が俺らの初夜だね」
「なっ…!!」
しょ、初夜ー!?
しょ、初夜ってあ、あんなこと、とかだ、だよね?
「ふっ…そんな動揺すんなって」
「き、急に変なこと言うからでしょ!」
も、もう!びっくりした。まさか、ほんとにそんな事あったりしないよね…?
優が変なこと言うから意識しちゃって、顔合わせられない。
「風呂行ってくるわ」
「う、うん」
どーしよう。ドキドキが止まらない。


「美央、寝よ?」
「う、うん」
ついにきちゃった。私ほんとに初夜過ごし過ごしちゃうの!?
なんか、今更だけど怖くなってきた。
怖い。どーしよ。
「美央、」
そう言って抱きしめてくる優
これ以上近くにいられたら心臓の音聞こえそう。

ーチュッー

びっくりした。
顔を上に向けられたかと思えば、甘いキスが降ってきて。
「んなっ!!」
ただ驚くことしかできなかった。
「今日はこれで我慢してやるんだからありがたく思えよ?」
「え、」
「お前の許可がもらえるまでこれ以上はしない。」
「優……好き。」
「あんま煽るな。寝るぞ!」
「うん、おやすみ」
私の初夜は彼のかっこよさにまた惚れました。