「え!罰ゲーム!?!?」
「瑞希、口空いてる空いてる」
穂乃花が私に答えにならない答えを言った。
開いた口が塞がらないとはまさにこの状況。
だってどう考えたって私が一番下手なんだから、罰を与えられるのは私に決まっている。
それはどう頑張っても変えられない事実で。
言い出しっぺの拓也へ視線を移すとニヤニヤと何か怪しい様子を私に向けていた。
「まあ、瑞希に不利なのはわかってるから、ハンデありでな」
私を親指で指しながら拓也はそう言った。
ハンデありならば私も頑張れるかもしれない。
罰を与えられてしまうなら私も必死にやればなんとかなる気がする。
「じゃあ、俺ら瑞希ちゃんの周回遅れでスタートってどう?」
冬馬くんが閃いた様子で案を出してくれた。
「それなら!」
私が即答すると、ほかの皆がニヤリとした。
「え、なんでそんな余裕な…」
「よっしゃやるぞ」
私の問いかけは見事にスルーされ、急に姿勢を直し始める人たち。
まさに戦闘体制って感じだ。

