9月上旬。


雨は26日連続降っていないって、朝の情報番組で黄色のワンピースを着たお姉さんが言ってたっけ。


太陽が真上を向きかける時間、鮮やかなブルーの水面がキラキラと反射する。


シャッターの降りた煙草屋さんの角にあるポストを右に曲がる。

そのまま交差点を渡って下り坂。

イタチ?みたいな動物が喋ってる看板を通りすぎた角を曲がると、細い路地がここへと続く。

もともと港として使われていたそこは、たまに近所のおばあちゃんが通る程度で、本を読むのには絶好のスポットだった。