「なんか全然よく分からないんですけど、

俺はどういう魔法が使えるようになるんですか?」


『秘密だ。』


「は!?」


『自分で色々と試してみなさい。

授けた魔法の内容を明かせないのが“25歳の部”独自のルールだ。

まぁまだ年齢も若いからな。』



「いやいや!もうホントに訳が分からなくなってきましたよ。

おじさん、説明下手!」


『妖精に向かってなんだその口の利き方は!!』


「“魔法が使えるようになったけど、
どういう魔法かは教えません”

ってなんか詐欺みたいな話じゃないですか!」



『・・・まぁ良い。

お主もいきなり色々言われて頭が追いついていないだろう。

その他諸々の注意事項は、

お主が自分に授けられた魔法を見つける事ができたらまた話すとしよう。』



「あ、ちょっと・・。」



『また会おう、吉良君よ。』



「ヒント!
なんか魔法に関するヒントくださいよ!」