―――――― 


『おっひさしぶりー!!!吉良君!』


「妖精のおじさん・・・ってことは、
これは夢じゃないんですね。」


『寝ていたところ悪いね!
夢の時間を使って、はいお邪魔しまーす!』



「・・・・無理にテンション上げなくてもいいですよ。」




『・・・ゴ、ゴホン!
友人を実験に使って、
ようやく確信したようだな。』


「はい。俺に与えられた魔法が何なのか理解しましたよ。」


『僕ちんに感謝しなさい。

お主が仕事中にコーヒーをかけられたあの時、わざわざ姿を見せてやったんだからな。

“授けた魔法を教えてはならない”
というのが25歳の部、独自のルールだったのに、

あれは違反スレスレの行為だったんだぞ。』



「・・・よく分からないけど、
ありがとうございます。」