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『おめでとーございま・・・ゴホッゴホッ!!
オエッ!ゴホッ・・オメデトウゴザイマス。』


「うわ!おじさん誰!?」


『僕ちん、妖精。』


「え!?妖精って・・・あの妖精?」


『・・・なんだその疑い深い眼差しは!?』


「いや、だって妖精っていうか、
小っちゃいおじさんじゃないですか!」


『これだから人間共は・・。

ええか?おみゃーら人間共が勝手に、
妖精=可愛らしいキャラと思っとるだけで、

実際は僕ちんみたいな爺婆がぎょーさんおるんだぞ!

妖精界も少子高齢化だわ。』




「・・なんで急に方言丸出しで喋るんですか?」


『おいどん達は相手に合わせて何カ国語でも、方言も含めて喋れるんでごわす。』


「・・・・・。」


『なんだ!
今度は胡散臭そうな眼差しを向けるな!』