お腹が痛くなって、
あの言葉を唱えた。

そしたら、痛みは治まった。



今度はコーヒーという熱湯が顔にかかって、
またあの言葉を唱えたら治まった。


だけど、よく見たら左の掌に光の玉が現れていて・・・

その後なぜか大西先輩が火傷の症状を訴えだした。


でも明らかにコーヒーは先輩にはかかっていなかったはずだ・・・。







“吉良カンタロウ君。
おめでとうございます。

今年の、
【彼女いない歴=年齢 25歳の部】
に君が選ばれました。

君は今日から魔法が使える。”





あの夢は・・・・夢じゃなかったのか!?


・・・・・俺は本当に・・・
魔法が使えるようになったのか・・・?



でも・・・。



「どういう魔法なんだこれ?」



「なんだ?サボってゲームしてるのか?」


独り言を呟いたら課長に聞こえたので慌てて取り繕った。





第2章 完