「兄ちゃん、ご馳走さん。 今日もうまかったよ。」 「ジョージさん、食べるの早すぎ。 もっとゆっくり食べないと体に悪いですよ。」 「ウヒャヒャヒャ。 わしゃいつ極楽に行ってもいいぜよ。」 「相変わらずだなぁ・・。」 何度もボランティアに参加していると、ホームレスの人達の顔と名前を覚えて交流も増えた。 その中の1人、 この辺りのホームレスのリーダー的存在、 ジョージさんは、ぼっさぼさに伸びた髪をかきながら、公園を出て行く。