第11章 逆 覚醒する魔力





「ジョージさん、助かりました。
ありがとうございます。」


「ウヒャヒャヒャ。一件落着じゃな。」


刺股から手を離したジョージさんが俺の背中をさすってくれる。


「それにしてもカンタの魔法は便利じゃのう。

あれだけ腫れ上がっていた顔も元通りになっておるわ。」


「本当にあとちょっとで、
死ぬ所でしたけどね・・。」


「さて、この男をどうするかじゃの。」


気を失ってゴロンと横になる黒木先生を2人で見下ろす。