・・・・ウソだ・・・・ウソだ・・・・


「あ、あなたが・・・シンゴや他の人達を・・・操ったんですか・・?」




【ウハハハハ。その通りだ。
うまく逃げ切ったようだなカンタロウ。

だが逃しはしない。

厄介なお前達[魔法使い]を始末して、
俺は計画を実行する。

魔法使い同士、こうしてテレパシーで会話をする事が出来るようだな。

初めからこうしていれば良かった。】



「なんじゃ“計画”って!?

お前がワシのマイホームをムチャクチャにしたんじゃな!」



【お前らが合流したのは、
こちらにとっても好都合だ。

カンタロウ。
今すぐジョージと一緒に校舎の屋上へ来い。

もしそれを拒否するなら、
今、俺の目の前にいる人質10人を使い、
無差別殺人を犯す。

街はパニックになるだろうな。
ウハハハハ!!】






「・・・何を・・言ってるんですか・・・
・・・・黒木先生・・・・。」







第9章 完