電話を切り終えると、もう治まっていた涙がまた目から溢れてくる。 ・・・嫌だ・・・・死んじゃ嫌だ・・・。 「どうしたカンタ?急用か?」 「ジョージさん・・ ごめんなさいお願いがあります。 病院まで僕を乗せていってくれませんか!? 僕の・・余命僅かの僕の大事な人が入院していて、容態が急変したって・・・。」 「お、おお分かった。それは一大事じゃ。 すぐに行こう。 大丈夫、超特急で飛んでいってやるぞい。」 「ありがとうございます。 水もご馳走様でした。」