「ワシから言わせれば、 カンタが、 “彼女いない”って言う方が不思議じゃ。 お前は優しい良い子じゃからのう。」 ・・・・ジョージさんも自分の事を話してくれたし、ナオちゃんの事を言ってもいいかな。 「実は・・ずっと片思・・・。」 “ブー ブー ブー” ポケットから振動が鳴った。 ・・・あ! シンゴの襲撃にあって何も持たず家を出たと思ったけど、スマホはポケットに入れてたんだ。 「ちょっとすみません。」 画面を見ると、母さんからの着信だった。