ジョージさんの別荘の中にお邪魔して、

ようやくさっきの状況から、落ち着いた状況になると、途端に手が震え始めた。




「・・・僕は・・・シンゴを・・
友達を傷つけてしまった・・・。」


「あの状況では仕方あるまい。
あのままではお前が殺されていた。」


「一体・・なんでこんな事に・・・。」


「なんでじゃろうな・・。

確かなのは、
“魔法が使える”という理由でワシらは襲われたということじゃろうな。」


「・・・確かに、
“魔法使いを抹殺せよ”って言ってました。」



「ともかく、今夜はここで過ごしなさい。
ここなら簡単には見つからないからの。」




どこから拾ってきた物なのか、ジョージさんはペットボトルの水を渡してくれた。







第8章 完