「・・・・カンタと同じ様に、

ワシの所にもあいつらのような、
狂った連中が来てな。

長年住み続けた家をメチャクチャにされてもうたわい。」


「ジョージさんも襲われたんですか!?」


「ああ。あいつらは正気を失っておった。
まるで誰かに操られているように。

恐らく・・・あれも魔法じゃろう。」



「・・・・魔法?
じゃあ僕らの他にも魔法使いが!?」


「ワシはてっきり、
お前が犯人だと思ったよ。」


「え!?」


「ワシが知っておる魔法使いはカンタだけじゃ。

だから空に逃げつつお前を探しておったら、

ワシと同じ様に、狂った奴らに襲われているお前を見つけたというわけじゃ。」



「犯人は僕じゃないですよ!」


「分かっておる。
カンタの魔法も見させてもらったぞ。」



「・・・・あの時から・・
見てたんですか・・。」