「なんで・・・こんな事に・・・。」 蹴りを入れてくる男性2人組はどうでもよかった。 なんで・・・シンゴが・・・ ・・親友が・・こんな事を・・・・。 明らかに正気を失っているのは分かっていた。 でもこの前まで一緒に笑い合っていた友が、俺に向かってバットを振り上げる。 その事が・・・体よりも・・・ ・・心の方が痛かった・・・。 「トドメ ダ。」 シンゴが構えたバットは仰向けに横たわる俺の顔面を照準にしているようだ・・・。 スイカ割りのスイカになった気分だな・・・。