「ガッ・・ハッ・・・。」 野球のスイングのように、水平に俺の腹を目がけて飛んできた金属バットがめり込む。 一瞬呼吸が出来なくなる苦しみと共に、 倒れ込んでしまった。 「・・・・ハァ・・ハァ・・・・。」 「コロセ!コロセ!」 「コロセ!コロセ!」 あまりの痛さに視界がぼやける・・・。 見上げる先にはシンゴと、 男性2人組が俺を見下ろしていた。 男性2人組は倒れている俺に、 容赦なく蹴りを入れる。 ・・・痛いけど・・・ バットよりは・・マシか・・・。