いくつかの奇跡

「起きた起きた!きのーの子だよね?」

あぁやっぱり昨日の男の子だ

「知らない」

私に関わらないでほしい
私に話しかけるな
1人がいい。

「え?知ってるはずだってほら!ちゃんと見て俺の顔」

あぁ しつこい。もういや。

「知らない邪魔迷惑消えて」

最低な事言ったわかってる。

それでも男の子は顔を変えず話しかけてきた