野々華:うん。ありがとう、光。


光:野々華、待ってたよ。中に入って、どうぞ。


野々華:お邪魔します。


光の母親:いらっしゃい、野々華ちゃん。私は出かけるからゆっくりしていってね。光、留守番お願いね。


野々華:ありがとうございます。


光:うん、母さん。いってらっしゃい、気をつけてな。


光の母親:ありがとう、光。行ってくるよ。


野々華:光の部屋に行きたいな、ダメかな?。


光:ちょっと待ってて、座る所に座布団敷いてくるから。


野々華:ありがとう、光。あまり気にしなくても大丈夫だよ。


光:お待たせ、野々華。2階にあがっておいで、俺の部屋は2階にあるから。


野々華:うん、光。自分の部屋があっていいな、私は母さんと一緒だから私の部屋はまだないんだ。


光:そうなんだ、ジュース持って来るから待っててな。小学生になって自分の部屋が出来るといいな、野々華。


野々華:ありがとう、待ってるよ光。


-光がジュース取りに行く間に、机に飾られた写真たてには家族での他には野々華と二人きりの写真が飾られていた。見ていると、懐かしいのもあったが光の足音が近づいてきて慌てて座った。