叶わなかった初恋と叶った初恋

美桜:野々華ちゃん、やっぱり光君、足が速いからなかなか捕まらないよ。羨ましいね?。


野々華:うん、美桜ちゃん。私達もすぐに捕まらないように頑張ろう。


美桜:そうだね、先生になるべく捕まらないようにしたいよ。


瞬:やっと捕まえた、次は光君が鬼だよ。


光:野々華、美桜ちゃん、俺が鬼だから早く逃げないと捕まえちゃうよ。


野々華:嫌だよ、そんなに簡単には捕まりたくないから逃げてるの。狙うなら先生にしてよね。


美桜:私、あまり足が速くないから光君が鬼だとすぐに捕まりそうだね。


光:美桜ちゃん、大丈夫だよ、最初は瞬先生を捕まえに行くから。最後まで捕まらないつもりだったから悔しいんだ。


野々華:光の一番自信ある走りで瞬先生に捕まったから、悔しくて捕まえたいみたい。少し休めそうだから、離れて見てようか?、美桜ちゃん。


美桜:そうだね、野々華ちゃん。走り続けたから少し疲れたし、光君と瞬先生の鬼ごっこの様子見てたいな。


-野々華と美桜は、離れて光と瞬先生の鬼ごっこが落ちつくまで見ていた。野々華は、光の話題をする美桜が光に惹かれているのかなと思ったらチクリと胸が痛かった。この頃は、美桜が瞬先生に憧れて近くに居たいからなのを知らずにいた…。