生徒:はい、結菜先生。


結菜:タイマーで撮影するから皆笑顔でね。


カシャッ-。


結菜:良く撮れてるから帰りに現像しとくよ。


野々華:楽しみにしてます。結菜先生、私の住所です。


結菜:ありがとう、野々華ちゃん。


-あっという間に1ヶ月が過ぎて、野々華が転校する日の朝になった。二人で泊まりに行く前に用意した手紙を光に渡した。光も内緒で買っておいたネックレスを野々華につけてプレゼントした。


転校する日の朝-。


野々華:おはよう、光。手紙を書いたから受け取ってね。


光:ありがとう、野々華。後で読むし、俺からはネックレスのプレゼントだからつけるよ。


野々華:ありがとう、光。大切にするね。


光:野々華に似合いそうだと思って選んだけど、やっぱり似合うよ。再会する日を楽しみに待ってるから。


野々華:うん、戻って来るまで待っててね。


-野々華が転校すると、しばらくは光だけでなく結菜先生など寂しくなっていたが、行事に追われて紛れていた。


回想-。


-小学校に入学してから半年後に、家庭教師が留置所を出て、真依の母親の所に来たが真依はなかなか父親と受け入れられずにいたが少しずつ話せるようになった。そして、2年後に家庭教師と真依の母親が結婚した。