壊れたフィルムと時雨時


キーンコーン・・・授業開始の予鈴が鳴る。
私たちは散り散りに席に戻っていった。

(文化祭か)
窓の外を見渡せば九月にしては強い日差しと、1限目が体育の二年生たちが並んでいた。
一限目の現代文、担任が入ってくる。
「おはよう。号令かけて、」きりーつ、れい、ちゃくせーき。機械じみた毎朝する一連の動作。

「皆、1か月後は文化祭な事は知っていますね?うちのクラスの模擬店も皆さんの中で出し合って下さい」

(無難に喫茶店あたりかな?)
あと一か月、この行事でおそらく大きな行事ごとは最後であろう。私だって優達と何か記憶に残る思い出を作りたいと思った。