少しホッとした。 理解したばかりの淡い気持ちを封印したとはいえ間近で見ているのはつらいという事も初めて知った。 練習は難航しているみたいだ。委員長が頑張って彩夏に台詞を覚えさせようとしているみたいだけれど中々難しいらしい・・・ 私はカメラを構え、小道具を作っている人、衣装を作っている人、必死に練習している人達をカメラに収める。 (この熱を、忘れたくないから) どの顔も楽しげにしていて褪せない記憶になることが容易に感じられた。