「泣かないでよ~・・」困ったような顔で派手なハンカチを出し私に渡す。 「ありがと」 私は拭いながら樹への少し・・・少しだけ膨らみかけた淡い想いが彼女の怒涛の感情で波の様にかき消されていくのを感じた。 それは決して同情なんかじゃなかった。 一限を少し遅刻して到着し、今日も一日が過ぎていく。 変わったことと言えば優のイメチェンが話題になったことと、優は樹の所にいるのが多くなったこと。