壊れたフィルムと時雨時


・・・まるで中学生の時の私を見ているみたいだった。

「千明ちゃん?」心配そうに伺う樹。

我に返ると親友の優が近付いてきているのが見えた。私は樹を無視して優のほうに向かう。
「おはよう、優」

イヤホンを外し、「おっはよ~☆」いつもの明るさで返す優にホッとした。

そう、私は変わったのだ。
あの時の私はどこにもいない。