『うわ…ぁ……』

見知らぬ顔がたくさん並んでいた

『詩織…友達がいない…』

ボソリと私はつぶやく

『やっだなーこの僕ちんがいるだろっ☆』

そんな詩織を無視して私は自分の席を探す


ガタガタッッッ

(ここか…)

周りには名前を知らない子がたくさんいた



『太陽!うえーーーい!』

突然そんな声が聞こえて

後ろを振り向いた

二人の男子が絡み合ってる

『うるせぇな…またお前かよ…』

『太陽おお!んなこと言うなよ!』

『うざ…』

『太陽おおおおおおお!!!』


そんな彼らを見ながら

(うるせぇなこいつら…)

そう思っていると担任が入ってきた

『座れー』