彼と別れて6年が経った今。 あの朝、どんな風に彼と別れたのか。 彼は最後になんて言ったのか。 あたしは、なんて伝えたのか。 あの日、悲しみがこれ以上ないくらいに襲ってきて、 あたしはきっと、あの日を記憶から消したんだと思う。 そう思えるくらい、 彼との最後は、おぼろ気で、 ただひとつ、覚えているのは、 彼の車が去って行くところ。 その後、どちらがかけたか覚えてないけれど、 彼が家に着いてしばらくしても、 ずっと、電話で話していた事。