この恋を忘れずにはいられないんだろう


「…、っ。…ん、書けた。」


手紙を書き終えて、ペンを置いて、


涙をふく。


もしかしたら、あと何年後かに読むこの手紙に、


「若かったな。」なんて思うのかも知れない。


結局、伝えたい事は、ただひとつだけだった。



圭ちゃんが好きだ。



ただ、それだけ。



誰にも認めてもらえない恋だけど、


そこに二人で過ごした時間があった。


いっぱいいっぱい笑って、泣いて、


いっぱい好きになった。


この先、いつまで引きずるかわからないこの苦しい恋を、


あたしは彼と経験した。