16の、ハネ。



そして、私に雪玉を当てた奴は男子バドミントン部の部員だった。黒地にゴールドのラインという、男バド特有のウィンドブレーカーを着ていたので、素性がわかったのだ。


それにしても……。
あの男子生徒が、私の去り際につぶやいた言葉。

 
『もしかして、アンタ…………』


あの言葉はどういう意味だろう? 何か私について知っている風だった。そして、私自身も彼に対して、何かが引っ掛かるのだ。……ほんとにボンヤリと、だけど。


まさか、ね。


「うん、よくわからないし、そもそも雪玉投げてきた時点でウザいし、このことは忘れよう!」


そう心の中で決心したが、家に着いてもソイツのことは中々忘れることが出来なかった。