* あの後、逃げるようにして陽人に背を向けて帰った私は、罪悪感でいっぱいになっていた。 今日の朝は、こんなことになるなんて、思ってもなかった。 みんなの応援、頑張るって決めてたのに……。 甘い。甘かった。 私の過去……『氷川音羽』に少し触れられただけで、こんなにも壊れてしまう。 弱くて、小さい。 私の核心。