その男性に声をかけられてふと我に帰る。

水雫「あ、す、すいません。貴方があまりに綺麗だったので見とれてました…」

?「ありがとう、嬉しいです。((ニコッ」

…笑った顔まで整っている。

まるで小さい頃読んだ絵本の王子様のようだ。


?「君のお名前教えて貰ってもいいかな?」

水雫「あ、はい、雅駕と申します。」

?「下のお名前は?」

水雫「え、あ、っと水雫といいます。」

?「そう、みなちゃんか。可愛い名前だね?」

水雫「ありがとうございます。…ところで貴方のお名前は…」

?「あ、ごめんね、僕はジェルメス=リオードといいます。リオードって呼んでね?」

…う、ウインク飛ばされた。
しかもジェルメス=リオードって…名前まで王子様っぽい。

来てるスーツもクリーム色で、…完璧です。うん。


水雫「あ、はい。」

リオード「あ、そろそろいかなきゃ!またね!」

水雫「さよーなら。」



…なんか、すごい人でした。(笑)

家に帰りましょ。